各種英語検定試験
こんにちは!ECCジュニア犬山南志水教室 講師のTakagiです。
今回は大学受験での英語の試験の点数に換算可能な各種検定試験について書きます。
あ、2017年秋から2018年春にかけての大学受験という話です。
ご存知の様に、もうすぐ今までお馴染みだった大学センター試験は無くなります。
英語については、外部検定試験に試験の点数評価を委託する方向です。
各大学もその前段階で、どう外部検定試験を英語の入学試験の点数として評価するか模索中、というところでしょうか。
ですから各大学の入学試験要綱には「今年度から…」とか、「来年度については見直す可能性あり…」などの記載がみられます。
今年度のいくつかの大学入学試験要項を見比べましたが、多数の大学が受験資格や試験の点数換算に、以下のような英語検定試験を採用しています。
英検®、TOEFL®(iBTなど)、TOEIC®(L&R、S&W、BRIDGE)、TEAP、IELTS(TM)、GTEC®(for STUDENTS、CBT)、ケンブリッジ英検、国連英検など・・・
「こんなに一杯あったら何受ければいいのかわからない!!」
と悲鳴が聞こえそう・・・
しかも中には「2年以内の取得に限る」と制限している大学もありました。
ウチの息子も何受けようか考えました
が!
学校や塾が受験を推奨して斡旋してくれる検定ならまだしも、
わざわざ「何コレ?」という検定を自分で探して申し込みして、場合によっては遠くまで受験しに行くのはものすごく面倒!
それに受験生(高3)になってからは他の科目も勉強しないといけないし、模試は多いし、何しろ忙しくて、とても英語の検定試験用の勉強して受験する余裕が心身共にない!
ですから各種検定試験は、高校2年生か、3年生最初の内の受験をお勧めします。
で!
各検定試験はどんなものなのか・・・
色々調べました。2017年12月現在の情報ですのでご了承ください。
一つの検定に色々な種類がある場合も多いですが、その中では主なものを。
検定名にリンクも貼りますので、もっと詳しく知りたい方は各ホームページへどうぞ!
英検®:
高校二年生の時点で志望大学がはっきり決まっているなら、その大学が採用している検定試験の好きな物を受ければ良いと思いますが、まだ決まっていない場合は・・・
とりあえず一番多くの大学が採用している、この「英検®」を受けておくと良いのでは、と思います。
受験期間の指定をしている大学もありますが、長い目で見れば、一度合格してしまえばその後何年たってもcertificate(合格証明書)を再発行してくれます。
大学のレベルと学部にもよりますが、まず2級(4技能検定料5,800円)が取れれば有利に換算される場合が多い印象です。
あ、各技能のスコアも指定されている場合が多いので、「ギリギリ合格」するのはお勧めしません。
・・・取得が出願要件になっていたり、入試当日の点数に加算されたり満点になったり、センター試験の点数が満点扱いになったり・・・
「2級くらいで満点に換算してくれるんならセンター試験って軽いのかな?」と私も試しにセンター試験の英語の問題やってみましたが、
「ええっ??これ、2級持ってる子が満点取れるんだろうか??」
・・・やってみた方わかりますよね!結構センター試験の満点取るの大変ですよね!
英検®2級取っておいた方が絶対お得!いくらできる方でも試験当日に確実に満点取れる保証は無いですからね。
語学関係の学部や超難関大学を目指す方は、頑張って準1級を取得されれば良いかと思います。
TOEFL®:
ホームページ見ただけで、支払いは米ドルで235ドルだのクレジットカードだの・・・私、本当に面倒くさがり屋なので、この時点で既に折れました・・・ごめんなさい。
学校や塾などの斡旋しているところで申し込むと良いのでは。
もともとは英語圏の大学に留学したい学生が必要なスコアってことです。だからスコアの有効期限は2年なんですね。
「iBT®️」とはinternet-based testのことで、4技能を測る試験は合計120点満点。全部で4時間半くらいだそうです。今はもう、昔私達が受けた紙のテストはインターネットが使える環境ではやらないそうです。
テストセンターでコンピューター上の受験です。
大学での学習に必要な単語を沢山覚えると良い、という感じでしょうか。生物とかも。
TOEIC®:
2・8月以外の月に一度、指定大学などで受験できるので受けやすいかな?
インターネットやコンビニから申し込みできます。
検定料は5,725円か・・・あ、それはListening and Reading Test ®️(2時間くらい)だけで、
Speaking and Writing Test®️は 10,260円・・・
でもどっちかというと、これは社会人としてのコミュニケーションの力が問われるので、就職活動用でも良いかな、と思います。
スコアは有効期限無いのですね。ただしスコアの証明書を出してもらえるのは2年以内だそうです。
TEAP :
上智大学と日本英語検定協会(英検®やってるとこ)が大学教育にふさわしい英語力を測定するために開発した割と新しい検定試験なんですね。
検定料は4技能で15,000円、3技能 10,000円、2技能 6,000円。出願大学の求める要件に応じて受験できます。
2017年度は7月・10月・12月に、名古屋では南山大学・中京大学で実施ですね。
4技能の場合10時前からお昼休憩はさみ5時頃まで丸一日がかりで受験です。
受験資格は高校2年生からで、スコア有効期間は受験した年度と次の年の年度末までです。
IELTS(TM):
これも日本英語検定協会がらみでした。海外留学や研修のためや、英語圏に移住申請のために世界中の人々が受験しているそうで。英語版ホームページもありましたが、日本英語検定協会のホームページからお申込み可能です。
ブリティッシュ・カウンシルとかケンブリッジ大学などが絡んでいるのでイギリス系かな?
ほぼ毎週全国14都市で実施、しかし会場は試験日により異なるそうで。
リスニング・リーディング・ライティングの筆記試験は同日に、スピーキングの試験は筆記試験の前後6日に行われるそうで・・・。
申し込み時に有効期限内のパスポートが必要なんですね!
検定料は25,380円!
ごめんなさい・・・また折れてしまいました、私・・・
GTEC®:
ベネッセが主催する4技能をスコアで測定する検定試験です。
受験を斡旋する高校もありますね。授業で学んだ英語を実際に使うことを想定して出題されているそうです。
教師用ガイドセットで指導・・・とあるので、大学受験のためという場合は基本的に学校で受けるってことですね。
中高生対象のGTEC®、高校生対象GTEC CBT®(computer-based test)、大学生と社会人対象のGTEC®などがあり、
参考までに、大学生と社会人の個人受験のGTEC®(4技能)検定料は12,960円。
個人では決まった日程は無く、指定会場で、自宅で、企業や大学内で受験できるそうです。
・・・ごめんなさい、ここまで調べて書いて、ちょっと疲れてしまいました。
良いんですよ、皆様、私に構わずお好きな検定試験を受験してください!
でも、私は協会の回し者でも何でもないですが、やっぱり英検®が一番なじみがあって、問題集一杯あって、自分の学校で受験できたりして、楽で好き!!
根性なしの私をお許しください~
※「英検®」は公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
※このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受け たものではありません。
※TOEIC、TOEFLはエドゥケーショナル・テスティング・サービス(ETS)の登録商標です。
※GTEC は株式会社ベネッセコーポレーションの登録商標です。
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