英検®
こんにちは!ECCジュニア犬山南志水教室 講師のTakagiです。
「最近は小学生で英検®取るのがブームなの??」
と思うことしばしば。お問合せも増えてます。
理由はいくつか考えられますが、
大学入試が「英語の学力審査を外部試験に委託する」形に変わってきたのも大きいかな、
と思います。
大学や学部にもよりますが、「英検®2級取得をもって、英語の試験を100点とみなす」なんてところもあって、「英検®取らなきゃ損!!」な状況になっているのは確かです。
英語教室も乱立し、「小学〇年生で英検®△級取りました!」なんてびっくりするような広告も目にします。
本当に「みんな」そんなことが可能なのか?
同業の先生方と話し合うことも多くなりました。・・・大体の傾向として、英語教室の先生方の考え方は2つ。
・できるだけ低年齢から英検®取得を勧め、対策の学習をしっかりやってもらう。
・年齢に応じた必要な級の受験を勧め、無理しすぎることのない学習をやってもらう。
私の教室の方針は後者です。
理由は、
「英検®は高校受験の際、中学3年生時点での調査書(いわゆる内申書)に資格の一つとして記載するものであり、3級未満は記載しないので。」
英検®を取得しようとする動機や理由は様々だと思います。特に小学生以下の低年齢で取得しようとされる方の中には、
「お父さんの海外赴任についていくので勉強しとかないと!」とか、
「何年か外国にいて帰国したばかり。英語を忘れないうちに英検®取っておきたい!」とか・・・特殊な理由で受験する方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そういった特殊な事情の方や飛び抜けた能力をお持ちの方は別にして、一般的な方は中学生になってから学校で受験されれば、学校が受験会場になっているケースが多いので遠くの会場まで行かなくてよくて「楽」ですよね。
受験料も結構かかりますし、当教室は受験者集めする必要もないので、特に必要のない級の受験をこちらからお勧めすることはありません。
ECCジュニアに小さい頃から通っているお子さんは、かなりリスニング能力がついている場合が多く、それだけでも合格率アップしています。教材も、試験を意識したものが多く、「レッスンを消化しているお子さん」は、3級くらいまでは特に大変な試験対策しなくても自然に合格していくケースが多いです。
教室に通う生徒さんの受験モデルケースは、というと・・・
中学1年生で4級取得。
これは試験に慣れるために受験。中学2年生修了程度の級ですが、ECCジュニアの小学生レベルをしっかり習得した方は結構楽に合格しています。
中学2年生で3級取得。
「これで調査書に書いてもらえる資格ができましたね!」ということになるように。それに3級は中学3年生修了程度ですから、早めの受験勉強だと思って受験。
中学3年生で準2級取得。
高校中級程度なのでちょっと難しいですが、これが取れると高校から「英語ができる子」とみなしてもらえます。推薦など、場合によっては有利に加点されますね!ただ難関私立高校合格できるくらいのレベルは覚悟して問題集をしっかりやってもらいます。調査書に書いてもらえるように、検定第2回(秋)までの合格を目指します。
・・・と、こんな感じで目標設定してもらっています。
もちろん個人差が大きいのでこの通りにはいきません。アドバイスはさせて頂きますが、合否を決めるのは、
「どれだけ自分の力で過去問や対策問題集をしっかりやりこなせるか」
にかかっています。
やはり試験というものには傾向があります。
「過去に良く出た単語や問題に慣れること。」これが大切です!
基本的に自分の学年より上の力が試される級を受験するので、(そうしないと英語ができる子だと見なしてもらえません。)習っていないことも自分で理解しようと努力していけることが求められます。
中学校卒業後は、高校1・2年生で高校修了程度の2級を目指します。結構長文などで手こずってきますので大量の単語・熟語暗記は必須!スピーキング・ライティング力も高度なものが要求されるようになってきます。語学関係の学部や難関大学を目指す方は準1級を大学受験までに取得されると良いのではないでしょうか。
・・・とまあ色々書きましたが、自分の学年で求められる以上の英語力ををつけるには、上の級に行くほど、それ相応の努力が必要ということです。
自分が資格として必要な級を、計画的に受験していかれると良いと思います。
無理に早すぎる時期に受験しても、「早く取得したことは評価の対象ではない」のでね。
※「英検®︎」は、公益財団 日本英語検定協会の登録商標です。
※このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受け たものではありません。
詳しくは英語検定協会のホームページをご覧ください。過去問なども見られますよ!
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